著書一覧
桜木杏、俳句はじめてみました(幻冬舎文庫)

母親に連れられて初めて句会に参加した、大学生・桜木杏。
俳句といっても、五・七・五で季語を入れればいい、
くらいしか知らなかった杏だが、挑戦してみると難しいけど面白い。
句会のメンバーも個性豊かな人ばかりで、とりわけ気になるのは
爽やかなイケメン・昴さん。
四季折々の句会で俳句の奥深さを知るとともに、
杏は次第に恋心を募らせて……。
ねこもかぞく~ほんのり俳句コミック(さくら舎)

大泣きの赤ちゃん、子どものままごと、親子の磯遊び、
あうんの呼吸の夫婦、あたらしく迎える仔猫、
おばあちゃんのぬか漬け、おじいちゃんと老犬……
家族のさまざまな暮らしを詠んだ88の俳句を
かわいいコミックと解説で紹介!
幸せと喜びとせつなさが詰まった家族のアルバムをめくるように、
愛らしいねこたちがご案内します!
NHK俳句 ひぐらし先生、俳句おしえてください。(NHK出版)
『NHK俳句』テキストの人気連載「ひぐらし先生の俳句指南」が
「句会」「吟行」編を加えて書籍化。
「リズム」「てにをは」「外来語の使い方」など俳句の基本24項目を、
主人公・もずく君とひぐらし先生のほのぼのとした問答から学べます。
初心者にも読みやすい、俳句上達のヒントが満載の一冊!
芸人と俳人(集英社文庫)
2015年発売の『芸人と俳人』(集英社)がついに文庫化。
芥川賞作家でありお笑い芸人の又吉直樹さんが堀本裕樹に弟子入り。
対話形式で俳句のイロハをゼロからかつてない俳句入門書です!
巻末の最果タヒさんのエッセイも必見。
文庫になって更に手軽に楽しく俳句の楽しみ方を学べる1冊です。
短歌と俳句の五十番勝負 (新潮社)
谷川俊太郎さん、ビートたけしさん、
壇蜜さんほか50人の多彩なメンバーが出題したテーマをもとに、
穂村弘&堀本裕樹が短歌、俳句の新作をつくり対決。
作品に関するそれぞれのエッセイ、穂村・堀本対談も収録!
俳句でつくる小説工房 (双葉社)
俳句×ショートショート!
読者の詠んだ3,631句から言葉の匠ふたりがつくりあげた物語の宝石箱。
世界一短い詩と世界一短い小説が史上初のコラボ。
俳句と小説で楽しさ2倍!言葉のワンダーランドへようこそ。
俳句の図書室 (角川文庫)
2刷!
著書『十七音の海』に、新たな10句の俳句鑑賞文を追加し、リニューアル版として文庫化されました!
五七五の十七音、世界で一番短い詩である俳句。
数ある名句の中から選り抜いた114の句を「名句」、「季語」、「表現技法」、「暗唱」と章立てし、俳句をやさしく読み解きました。
読めば句作が楽しくなる、俳句入門にぴったりの1冊です。
春夏秋冬 雑談の達人 (プレジデント社)
季語を制す者が雑談を制す!
風流な「俳句先輩」が、野暮な「男子君」に、日々の会話のなかで
季語の世界の豊かさを教えていく物語。
春夏秋冬、さまざまなシチュエーションに使える雑談のネタ帖です。
読み終わったときに、あなたの言葉のセンスも一変しているでしょう。
石川ともこさんが描く季節感あふれるイラストにも注目です。
ねこのほそみち 春夏秋冬にゃー (さくら舎)
6刷!
ピース又吉絶賛!
俳句×ねこ×コミック
さくら舎ウェブサイトで連載の人気マンガコラムが単行本化!
四季折々のねこを詠んだ俳句88選を堀本裕樹が解説、
『まめねこ』でおなじみのねこまきさんが漫画化。
どこから読んでもほっこり癒されます。
気鋭の俳人と人気マンガ家の奇跡のコラボレーション!
芸人と俳人(集英社)
4刷!
作家としても注目を集めるピースの又吉直樹さんが堀本裕樹に弟子入り。
ひそやかな2年の学びを経て、徐々に俳句の面白さに開眼!
20句を超える実作俳句や、季語を巡る書き下ろしエッセイも収録。
言葉を生業とするふたりが交わした対話から、お笑いと俳句の知られざる
共通点が明らかに!
対談形式で俳句の楽しみ方を学べる全十章。
句集『熊野曼陀羅』(文學の森)
4刷!
堀本裕樹第一句集。
第2回北斗賞受賞作品に句を追加して再構成した作品集。
帯推薦文は中上紀、序文は鎌田東二。(敬称略)
第36回俳人協会新人賞受賞作。
葉ずれみな言の葉となる五月かな
天牛を鳴かすや黄泉の誰のこゑ
火焔土器よりつぎつぎと揚羽かな
那智の滝われ一滴のしづくなり
秋蝉の尿きらきらと健次の忌
行き倒れし者蟋蟀に跳び乗らる
火の鳥の羽や吹かるる櫨紅葉
銀漢を荒野のごとく見はるかす
蝶凍てて空の起源の蒼さかな
ふるさとは血なり寒九の夜の水
(自選十句)
帯推薦文
中上紀氏(小説家)
春の潮騒、夏山の葉擦れ、秋の夜雨、冬の枯木灘。 熊野が、言葉を発している。
黄泉の国であり、再生の地である熊野が産んだ俳人・堀本裕樹の三〇二句の「言霊」は、
土くれから水平線の果てまでのすべての理が詰まった「曼陀羅」である。
零れ落ちる宝石のように輪舞する、魂の故郷「熊野」。
その愛しさと悲しさが、扉を開く者を包み込む。