初エッセイ『海辺の俳人』7/5発売
堀本裕樹初のエッセイ集となる『海辺の俳人』(幻冬舎)が7月5日発売決定しました!
<内容紹介>
潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。
“ここ”にある、小さな確かな幸せ。
海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、
形を変えつつ穏やかに続いていく。
湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。
火を恋ふや河豚の骸を海に投げ
春分の海荒れ傾ぎだす心
我が庭を発ちし揚羽に幸あれと
台風一過白猫のなほ白し
かなかなや深眠りする吾子の息
うららかやヤイヤイと子が指差して
和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。
浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、コロナ禍の親子三人での初帰省……。海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。